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ホーム >インタビュー・対談トップ >2010年1月10号 新バージョン、4月予定

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新バージョン、4月予定

実装製品は今夏以降へ   ONVIF・岩崎研一氏(ソニー)
 
 
 

 IPビデオ製品のプロトコル標準化などを目指すONVIF(Open Network Video Interface Forum)は、今春バージョン2.0を策定。メンバー企業も国内外の関係企業の加入が相次ぎ、増加の一途を辿っている。そこで、ONVIFの今年の取り組みなどについて聞いた。


―昨年行った米国ASISでの接続検証デモ(Show Plug Fest)の反応は如何でしたか。

  パブリックレセプションには、146人に参加頂き、メンバー9社の機器を接続して互換性を確認しました。ASIS前には、接続検証を東京で実施しました。こうした接続検証が、今後重要な活動になります。2月はドイツで、東京で開催したのと同様なDeve lopers Plug Festと題した接続検証を行います。ONVIFの接続性を確保するための地道な活動ですが、今後は年に2〜3回のペースで開催予定です。


―接続検証に参加したのは、どのような立場の方ですか。

  東京で開催した際は、開発中の製品を持ち込む関係上、エンジニア限定としました。ASISでのレセプションには、メーカー以外にインテグレーター、メディア、ディーラーなどが来場されました。


―参加企業数が相当増えたようですが。

  現在128社です(09年12月現在)。最近では、TI、アメリカン・ダイナミックス、GE、GENETEC、ナイス社、等が加わりました。TI(テキサス・インスツルメンツ)の加入は、カメラメーカーだけではなく、チップメーカーにも大きいと思います。また、セキュリティシステムのインテグレーターでもあるシーメンスがステアリングコミッティーのメンバーに選ばれました。


―ONVIF対応製品の状況は如何ですか。

  アクシスコミュニケーションズが1機種、世界初のONVIF対応製品を出したリリンが10機種、Boschが10機種、HiTRONが5機種、最も多いソニーが12機種で、カメラ以外にエンコーダ(ビデオサーバ)も出しました。今後更に増えると思います。


―バージョン2.0の進捗状況は。

  作業は順調に進んでいます。昨年11月に韓国に各メンバーが集まり、進捗状況をまとめる取り組みを始めています。今月末に、ワーキングドラフトができる予定で、春にリリースする方向で進めています。


―ワーキングドラフトとは。

  内容が全て盛り込まれている叩き台です。この内容をリリースに向けて精査していきます。


―新バージョン作成にあたり、特に難しい点などはありましたか。

  大きな問題点はありませんが、コマンドなど決め事、作業量は多岐に及びます。1.0の際は、どういうプロトコルを採用するかというフレームワークにおいて、参入の容易性や拡張性などを実現する上での調整が難しい面はありました。


―バージョン2.0で、どう変わるのですか。

  バージョン1.0で決めていた範囲は、Plug&Watch=繋いだら可能になるレベルでした。今回初めて記録系のシステムが提示されることで、システム全部が構築可能になります。


―リリースはいつ頃ですか。

  4月にドラフトができあがれば、メーカーは実装に向けた準備を進めることは可能です。バージョン2.0に向けた商品化作業ができるようになるのが、春と見て頂ければ良いでしょう。


―実装製品のリリースは、いつ頃でしょうか。

  実装製品のリリースは、夏から秋頃になると思われます。各メーカーのスピード次第です。