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ホーム >インタビュー・対談トップ >2010年1月10号 シーベル2010年事業展開

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シーベル2010年事業展開

日本標準から世界標準に!!メーカー主導からユーザー主導に!!   シーベル
 
CYNIX社 李社長
「MPS-N10T」
「CV-N27TW」
「CV-N27TC」
「MIMP-210」
「DR-A1640」
「CB-HD264」
 
 


 シーベル(東京都板橋区、丹羽和則社長、TEL03・5375・9530)は、市場で求められる製品をいち早く提供。アナログ/IPに加えて、様々な分野へのアプローチを加速。3月開催の「セキュリティショー」でも最新ラインナップを紹介予定で、今後の動向が大いに注目される企業である。そこで、本紙では新年特別インタビューとして、丹羽社長に同社の今年の取り組みなどについて話を聞いた。

価格面への課題に対してリーゾナブル価格で提供


―御社の映像関連事業への考え方を教えてください。

 監視カメラ、デジタルレコーダ、ネットワークカメラ、モニタリングシステムなど、セキュリティシステムは今、世界標準になるべきだと考えます。日本だけに特別な仕様が必要であるはずはなく、防犯、防災、医療、生産管理などの目的は世界共通であるはずです。その考えを基本に実現、実践してゆこうというのがシーベルの2010年の方針です。
 人に代わって、隅々まで監視できるスピードドームカメラは、現実的には価格面で高価なため、一部のマーケットでしか活用されてきませんでした。また、屋外用カメラも同様に、一般的なマーケットにおいては価格面から設置を見送られてきました。ネットワークカメラに関しても、その必要性、応用性よりも、時流(流行)に左右される単なる商材といった面がありました。
 しかし、こうした製品が、時流的な関心といった側面ではなく、必要性から導入されはじめ、当社もそうした目的を果たす時だと考えています。


―本紙でも紹介しましたが、韓国企業との取り組みもその一つですか。

 そうした思いの実現を目指して、昨年世界標準を目指す韓国CYNIX社(サイニックス)とタイアップし、顧客ニーズにあったセキュリティシステムをリーズナブルな価格で提供を始めています。H.264、MPEG4ネットワーク機器も監視カメラ用途以外にもテレビ会議、映像配信システムとその目的にあった活躍の場を広げています。


―今年御社が販売に注力される製品について教えて下さい。

 先程お話した分野などに対する当社の御提案機器のコンセプトとラインアップの一部を紹介させていただきます。スピードドームカメラに必要な機能は全て盛り込みながら、コンパクトでコストパフォーマンスが高い光学10倍プリセットスピードドームカメラ 「MPS-N10T」(税別販売価格10万2000円)、光学27倍 「SV-N27T」(同17万5000円)です。こうしたモデルのファン/ヒータ付き屋外防水ハウジングへの組み込みモデル 「MAO-N10T」(同12万2000円)「EAO-N27T」(同19万3000円)「CV-N27T」(同21万6000円)といった価格体系で、もはや固定カメラに置き換わる価格帯となっており、入退出口、駐車場、港湾、商業地での導入がしやすくなりました。これらにH.264やMPEG4のエンコーダを組み込んだネットワークモデルもラインアップしています」


―記録装置に関しては如何でしょうか。

 デジタルレコーダはハードディスク2TB組み込み16chモデル「DR-A1640H-2T」(同23万3000円)、4ch分の顔認証機能付き16chDVR「FDR-A1648」(同192万5000円、POS連動型SD DVR「DR-A410HM」(同12万円)など、様々なユーザーニーズにお応えするべくラインアップを拡充しました。これらは全て顧客ニーズから生まれた製品で、勿論ネットワーク対応型となっているため、遠隔集中管理の需要にも対応できるようになりました。


―他の製品群については

 固定カメラに関しては、最新ノイズリデューサ「3D-DNR」による暗がりでのノイズを画期的に除去したモデルをラインアップしています。標準的な室内ドームカメラ CB-D3516DN(同3万5000円)、IR照明付き屋外用カラーカメラ CB-W2812DNR(4万3000円)等、店舗、街頭、駐車場などのあらゆる設置環境でのご要望にお応えしています。街角カメラ、防災用カメラとしてH.264ハイビジョンネットワークカメラ、ハイビジョンエンコーダ/デコーダもラインアップしています。


問題点の解決に注力。対応可能なシステムを構築。


―製品販売以外に、御社として取り組まれている点はありますか。

  当社は先に挙げた構成機器の単品単位での販売ではなく、現場における運用の問題点を解決する事に注力しています。現状の監視カメラシステムの何が問題か?システムを導入しても現場で監視し状況を判断するスタッフ/専門家が置けず、チェックする体制が採れないという点であると考えます。こうした問題を解決するのは、どうすればよいのでしょうか?その解決方法の一つとして、専門スタッフが複数箇所を集中的に監視する方法が考えられます。チェーン展開を進める店であれば、専門スタッフを本部に配置、駐車場やマンションなどでは管理会社に専門スタッフを配置、小規模店舗であれば機械警備設備を持たない警備保障会社でも複数箇所を管理できるセンターモニタリングシステムを構築しました。ネットワークカメラシステムでは、H.264もしくはMPEG4センターモニタリングシステムで、アナログカメラシステムではネットワーク対応DVR経由で、複数箇所のモニタリング/録画/検索/カメラ操作が可能となりました。更に使いやすさも追求したタッチパネル付きグラフィックコントローラ、ネットワークに接続するだけで遠隔録画を行うネットワークHDDベイなど、その効果を最大に発揮できるコントロール/プロセスシステムを準備しています。その他、ネットワークカメラ化に必要な新たな配線工事の必要がない既設電源ラインをネットワークケーブルとして使用するためのPLCアダプタ、工事現場、各種調査、防犯捜査、防災調査などネットワーク環境のない場所からのモバイル映像伝送システムなどの構築も行いました。


―新年に開始するサービスなどは。

  今月から、固定IP不要なDDNSサーバによる“見チャオネットプロサービス”での遠隔監視需要のランニングコスト低減を実現するソリューションの提供を始めました。


―HDなど高画質を求める向きへの対応は。

 よくセキュリティ市場でメガピクセルやハイビジョン化の話題が出てきますが、実際はメーカーの製品至上主義による誤解であると考えています。ユーザーに「何故必要か?」と聞けば、録画された映像の人物が鮮明ではないという回答が大多数です。だが、実際にはカメラ映像自体は鮮明なのです。ユーザー側の回答の背景には、録画をする時に長時間記録という目的達成のために解像度を落としている現実があります。従って高圧縮H.264アナログカメラ用DVRで、こうした問題自体は解決できます。
 しかしながらユーザーニーズもあります。術野(手術)記録需要がその一つです。フルハイビジョンカメラ、録画・検索レコーダをシステムアップしユーザーニーズにお応えしています。また、防災、検査目的でのH.264ハイビジョンエンコーダ・デコーダ「CB-HD264」(同32万円)は既に市場導入され、HDプリセットスピードドームカメラの需要にもお応えすべく、「MIMP-2101」の発売を予定しています。
 当社シーベルは急速に進むネットワークインフラの充実によるセキュリティシステムの活用、遠隔医療、デジタルサイネージ映像配信等、既成製品のシステム構築では達成できないユーザーニーズにきめ細かく対応できるハードウェア/ソフトウェアをこれからも提供していこうと考えています。