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ホーム >インタビュー・対談トップ >2008年トップ >2008年12月10日号「認証企業20社、コーディネーター800人超」   広告のお申込はこちらから
 

(インタビュー)「認証企業20社、コーディネーター800人超」

戦略はグローバル展開、集中、パートナーネットワーク
  ニューオフィス推進協議会(NOPA) 武田一浩主任研究員
 
 

  オフィスセキュリティへの取り組み、人材のスキルアップを目指す、ニューオフィス推進協議会(NOPA)。現在の活動について、新たに就任した武田一浩主任研究員に聞いた。

 
 
 

 ―オフィスセキュリティマーク(OSM)制度に対する理解は深まりましたか。
  「06年後半から立ち上げ、間もなく3年になります。セキュリティに対する興味・関心は、一般の方々にも着実に広がりつつあるように思えますが、残念ながら、何か事件や事故が起こらないと身近に感じられないという実態が大変残念です。そもそも、オフィスセキュリティマーク認証制度は、プライバシーマークやISMSといった制度とは、趣旨異なるため、対比されるべきものではありません。従来と違う観点で、オフィスと言う人が活動する空間自体に対する物理的セキュリティに対する考え方が、この制度の特長です。視点を変えて見ていただく機会があっても良いと思います」

  ―企業からの問い合わせ状況は。
  「従来は、NOPAをご存知の会員・関連企業からの問い合わせ、オフィスセキュリティコーディネーター受験者が主流を占めていました。最近はこれまでNOPAと関わりのなかった企業からの比率が大変増えており、一般の方々に拡がりつつあります」

  ―OSM取得の位置付けをどう捉えるべきでしょう。
  「認証取得自体がゴールではなく、セキュリティ全般に対する入口です。経営者も従業員もそうした意識を持って、事業の維持発展のために、健全な事業基盤作りの一つとして考えていただければというのが本来の考え方です」

  ―現在の認証企業数、コーディネーター数は。
  「認証企業は、今年中で20社になろうかという状況で、来年に向けて、更に複数の企業が準備中です。コーディネーターは、今年の資格取得者を含めて800人を超えました」

―公的資格へ向けた取り組みなどは。
「経済産業省の方に対して、現実的な要望、実態などをできるだけお伝えするようにしています」

  ―資格取得者に対する対応は。
  「ビジネスとしてコーディネーターの資格を活用したいという方、セキュリティに対する知識の学習と捉えている方に大きく分かれます。前向きに資格を利用して、オフィスセキュリティに対する認知を広めたいといった強い希望を持つ方に対して、できる限りサポートしていきたいと考えています。具体的には、資格取得者で、認証支援実績のあるコーディネーターを中心に、初心者レベルの方々を集めた上で、実務的な講習会の開催です。具体的事例がないと、コーディネーター自身も何から手を付けるべきか、足を踏み出せないケースも多いのが実情です」

  ―来年ガイドブックを改訂予定とのことですが、どのような内容になりますか。
  「従来版は、コーディネーターの資格取得を希望する受験者向けでした。今後は物理的セキュリティにプラスして、オフィスセキュリティに対する専門性を高める内容にした上で、一般の企業の方にも読んで頂ける内容にする方向です」

  ―セキュリティ事業者などへの要望はありますか。
  「まだオフィスセキュリティだけではなく、セキュリティに対する理解度が、業種や地域ごとに偏りがある気がします。それを全国規模に広げていくとともに、企業では特に中小企業に対して理解を進めていければと思います」

 
武田一浩主任研究員