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2010年6月25日号 都内刑法犯認知件数ワーストワンを返上へ

都内刑法犯認知件数ワーストワンを返上へ

 
「街角防犯カメラ」、駅周辺等に20台設置、運用
録画一体型ドームカメラ3台、BOX型は17台
−足立区/警視庁/綾瀬署−
近藤やよい区長
古性重則区議会議長
山下史生警視庁生安部長
関係者一同でテープカット
関係者で設置箇所を巡回視察
 
駅周辺に設置されたBOX型街角防犯カメラ
セキュリティフォーラム
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(2010年6月25日号)

 東京区内の刑法犯認知件数が平成21年都内ワーストワンの足立区(東京都足立区中央本町1-17-1、近藤やよい区長、代表TEL03・3880・5111)は、地域、警察と連携し、一丸となって犯罪撲滅を目指す「ビューティフル・ウィンドウズ運動」を展開している。そして、犯罪対策をより強化するため、綾瀬駅周辺に防犯カメラを設置、運用を開始した。また12日には、山下史雄・警視庁生活安全部長、古性重則・足立区議会議長、綾瀬母の会会長の佐久間薫子さんら来賓臨席の中、東綾瀬公園で「街角防犯カメラ運用開始式」が行われた。
  冒頭、近藤やよい区長が「綾瀬地区は『ビューティフル・ウィンドウズ』の足立区のモデル地区として、ひったくり撲滅キャンペーンや歩行喫煙禁止指定等、様々な施策を打ってきた地区です。犯罪の死角をなくすため、今日から16台、日を置いて4台の、合計20台の防犯カメラを設置しました。ただ単に監視するだけでなく、地域の方々の御協力の元、花や緑を育てることで潤いを兼ね備えた『綾瀬』として、更にまちの魅力を高めて行くことにも力を入れて行く方針です。より多くの方々を巻き込んだ運動からムーブメントにしていければうれしく思います。今日を切っ掛けにして綾瀬のまちづくりに一段と力を入れて行きます」と挨拶。
  続いて、古性議長が「残念ながら、この地域は犯罪件数が多いという不名誉な称号を頂いています。何とかする為、警視庁、綾瀬警察署の御力をお借りして、近藤区長がビューティフル・ウィンドウズ運動を展開して参りました。その結果、犯罪件数は16%も減少しました。というのは、最も多いのが自転車の盗難でしたが、放置自転車があるからです。これを無くすため、買い物がし易いまちとして“自転車2時間無料駐車システム”を実施した成果だろうと思います。また、今日からは防犯カメラが設置され、これが大きな抑止力になり、犯罪件数が下がる事に期待します」と挨拶。
  引き続き、山下生活安全部長は「警視庁では足立区と共同で、本年4月に“足立区治安再生アクションプログラム”を策定し、犯罪抑止の諸対策を強力に推進してきております。例えば、防犯パトロールをはじめ、清掃活動・環境美化活動、更に少年の健全育成活動など、様々な御取り組みをして頂いており、その結果、本年5月末現在での綾瀬署管内の刑法犯認知件数は1240件、昨年同期で9.1%のマイナスと、確実に成果が出てきています。そして、足立区、地元関係者の多大なる御尽力で駅前街頭防犯カメラが設置・運用されることは、誠に大きな意味があると言えます。防犯カメラは、犯罪を企てる者に対し犯行を抑止する効果があり、仮に犯行が行なわれた場合、犯人検挙の“大きな武器”となります。まさに、将来の綾瀬地区の“安全・安心の礎(いしづえ)”となるものです。警視庁では綾瀬署、また警視庁本部としても引き続き、治安対策を強力に推進していきます。今回の街頭防犯カメラの設置を契機に、地域ぐるみでの安全・安心の取り組みが更に広がる事を心から祈念いたします」との祝辞を述べた。その後、そのほか来賓として臨席した永家均・綾瀬署長、峯岸茂隆・綾瀬町会自治会連合会会長、佐久間薫子・綾瀬母の会会長が紹介され、関係者一同で記念のテープカットを行い、その後、防犯カメラ設置箇所も巡回視察した。
  一方、今回設置・運営された街角防犯カメラについては、駅周辺に当初設置した3台は、プロテック(広島県福山市南蔵王町6-17-8、永井健三社長、TEL084・943・6444)が独自に開発した、低コストの録画一体型防犯用カメラ「安視ん君(あんしんくん)」。41万画素、最低被写体照度0.012ルクスのデイ&ナイト機能を持つほか、広角レンズを搭載。撮った画像は内蔵しているSDHCカード(16GB)に録画し、秒4コマで約8日間の画像録画が可能。また、モニタレス方式を採用し、ビューアソフトによりパソコンで画像確認ができるほか、プライベートマスキング機能、いたずら防止検知等、多彩な付加機能を保有。ハウジングはIP66(防塵・防水)を取得している。足立区とは東京の施工代理店経由で6年間のレンタル契約(年2回の定期点検付き)。
  また、残り17台はセキュリティハウス(東京都豊島区池袋2-52-8、照井康平社長、TEL03・3590・0110)が設置施工したBOX型カメラ。ドーム型と違い一定方向を見定めた犯罪抑止効果の高い防犯カメラで、死角となりやすい学校前など適切な箇所を広角画角で見守る。こちらも録画機能はカメラと一体型。有効画素数38万画素、水平解像度540TVライン、最低被写体照度は、カラー時0.02LUX、白黒時0.0014LUXのデイ&ナイト機能を持つほか、水平画角35度〜94度のバリフォーカルレンズを搭載。撮った画像は内蔵しているSDHCカード(32GB)に録画し、秒10コマで8日間の画像録画が可能。記録画像は暗号化されるため、暗号解除用IDが一致する専用ビューアソフトがインストールされたパソコンでなければ画像確認ができないセキュリティ機能付きのほか、逆光補正機能や動作検知録画、マスキング機能等、多彩な付加機能を保有するリース販売。
  こちらも録画機能はカメラと一体型(カメラ横のBOX内でSDカードに記録)。リース販売。
  なお、足立区が策定した運用要綱に則り、画像は概ね一週間保存し、その後は上書きする。但し、事件などの緊急時には限定される関係者によりメモリーを取り出し、区役所でパソコンにより画像確認が可能。また、足立区は今年度都の「繁華街における体感治安の改善事業」モデル区市町村に申請し、承認されている。