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2010年5月25日号 米国CAブラウザフォーラム アジア初開催で日本向けに

米国CAブラウザフォーラム アジア初開催で日本向けに

  −米国CAブラウザフォーラム−
 
 
 
セキュリティフォーラム
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(2010年5月25日号)

 次世代型のSSL証明書「EV SSL証明書」の認証プロセスの要件定義と標準化をする業界団体「米国CA(Certifi cation Auth orithy)ブラウザフォーラム(議長・Tim Moses氏)」は12日、アジア圏で初めてCAブラウザフォーラムを開催し、EV SSL証明書の導入ガイドラインに日本の商習慣を取り入れる方向で普及促進していくことを協議、日本との連携強化を確認した。
  欧米諸国に加え、日本、台湾などのアジアの認証局ベンダーが参加した今回の会合において、アジア圏におけるEV SSL証明書の発行を促進するため、日本が主導権を発揮したモデルケースを作り出すのが目的。米国CAブラウザフォーラムと一般社団法人日本電子認証協議会(東京都千代田区、代表理事・秋山卓司氏、TEL03・3556・5511)がさらに連携を強化することを確認した。
  米国CAブラウザフォーラムは、世界の主要な電子認証局とインターネット・ブラウザベンダーの約40社強によって設立された団体で、従来、認証局ごとの裁量によるSSL証明書発行プロセスを見直し、より厳格なEV SSL証明書による標準化を目指している。
  一方、一般社団法人 日本電子認証協議会は、米国CAブラウザフォーラムの取り組みに呼応して、日本市場におけるEV SSL証明書の普及、インターネット上での企業認証基盤サービスとしての定着を目的に2007年に設立された。
  近年、電子商取引の世界的拡大とともに、「フィッシング詐欺」の手法はますます高度化し、ウェブサイトのホンモノとニセモノは、ほとんど見分けがつかないほど巧妙にできている。インターネット上の身元詐称・なりすまし犯罪等の防止の観点から、認証局とブラウザ提供企業が協力し、米国ではCAブラウザフォーラム、日本においては日本電子認証協議会を設立して対策に乗り出している。その成果が高度な企業認証を行うEV SSL証明書であり、インターネット利用者は安心安全なサイトを一目で認識できる。
  EV SSL証明書は、アクセスしたウェブサイトが「暗号化通信」により盗聴・改竄のリスクから守られていること、また、そのウェブサイトを運営する組織の「実在性確認」ができ、同時にフィッシング等の身元詐称犯罪を抑止する効果が期待されている。
  これまで米国CAブラウザフォーラムは北米やヨーロッパで協議され、EV SSL認証導入も欧米文化中心に行われてきた。日本でのサービスも米国のガイドラインに準拠したものとなっている。
  今回、非ラテン文字圏で最も電子認証の利用率が高いと見られる日本で開催し、これにより導入ガイドラインを日本固有の商習慣とすり合わせを行っていく。さらに今後は日本での協議をベースに台湾やインドなどのアジアに普及促進していく。