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2010年5月25日号 カメラ/レンズ新開発

カメラ/レンズ新開発

魚眼レンズ搭載180度全方位監視カメラ
VC搭載ズームレンズ
−タムロン−
全方位カメラ撮影画像
(歪曲修正処理前)
全方位カメラ撮影画像
(歪曲修正処理後)
セキュリティフォーラム
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(2010年5月25日号)

 タムロン(さいたま市見沼区、小野守男社長、特機営業部TEL048・684・9129)は、魚眼レンズ搭載の水平画角180度全方位監視カメラを開発。また、同社独自開発の防振機構(VC=Vibration Compensation)を搭載した遠赤外線カメラ用ズームレンズも2機種開発した。
  従来型スピードドームカメラは、メカ的にカメラを動かすことで、撮影対象を追従していた。この仕組みでは、対象を捉える際にメカ的動作を必要とするため、結果として重要な場面を瞬時に捉えられないといった課題があった。また、動作音の発生により、撮影対象にカメラの存在を気付かれることで、監視の妨げとなるケースも見られた。
  今回開発した「魚眼レンズ搭載水平画角180度全方位監視カメラ」は、死角のない画像へのニーズに応える製品。魚眼レンズにより、180度監視を実現。1.3メガピクセルのCMOSセンサーを搭載。捉えた画面端の歪みは、同社独自画像処理技術により補正が可能。ボタン操作一つで、瞬時にパン、チルト、ズームが行えるため、撮影対象を的確に捉えられる。動く被写体を検知してズームアップする動体検知、被写体の追尾を続ける機能も搭載。そしてメカ部を無くすことで、メカ音の発生も排除。これによりメンテナンスが不要となるため、永続的な利用も可能となる。
  新開発の防振機構VCを搭載した遠赤外線カメラ用ズームレンズは、「14-40mm F/1.4」及び「35-105mm F/1.0」の2機種。遠赤外線カメラは、港湾監視や国境監視などの用途で運用されることが多い。だが、昨年のインフルエンザ流行時に、物体が発する遠赤外線を検知する特長を応用した人体の熱検知測定等で利用が拡大。今後多用途での利用が期待されている。
  同社新開発のズームレンズは、遠赤外線業界では初となる独自開発の光学式防振機構VCを搭載。これにより、カメラの振動による映像のブレを低減する取り組みを実施。振動のある環境下、望遠側での撮影でも鮮明画像を実現。同一レンズで、広角から望遠までの監視を可能とした。併せて、光学3倍ズームを搭載。光学ズーム機能によって、全くの暗闇でも画質を落とすことなく遠方の物体を確認できる。今回開発のズームレンズは、軍事用途を除く、高レベルのセキュリティが求められる分野へ提供する方針。