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2010年4月10日号 7月に成田で(ミリ波)ボディスキャナー実証試験へ

7月に成田で(ミリ波)ボディスキャナー実証試験へ

 
プライバシーや身体影響が最優先、国産含め4機種で −国交省航空局−
セキュリティフォーラム
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(2010年4月10日号)

 前原誠司国土交通大臣が先月末、航空保安強化の一環として『金属探知機では発見できない化学物質等の検知のため、7月にもボディスキャナーの運用実証実験を行う計画』を公表した。約1カ月半の間、成田国際空港で実証実験を行う。その際、最大のポイントがプライバシー保護と検査による身体への影響。従って、X線(透過・後方散乱)方式以外のミリ波(パッシブ、アクティブ)方式による3、4機種が候補に上る。また、実証実験の実施方法や評価手法等の検討を行う実行委員会は有識者をはじめ関係省庁等からのメンバーによる委員会となるものと思われる。この中に国産技術開発を強力に支援する施策を進めてきた文部科学省が含まれることも予想され、昨年度で終了した「ミリ波パッシブ撮像装置」もノミネートされる模様。
  先に開催された「アジア太平洋地域航空保安大臣会合」で出された共同宣言採択のポイントの一つであった、ボディスキャナー導入に関する積極的なプレゼンテーションが行われたのを受け、議長国であった日本でも実証実験を7月に行う事を表明したもの。
  一方、実証実験に使う機種選定は実証実験実行委員会における評価結果によるが、世界の空港で既に実運用されている、身体への影響がなく、プライバシーにも配慮されたミリ波方式が選択される公算が高い。この中には文部科学省の提案公募型研究開発事業「安全・安心科学技術プロジェクト」で委託開発してきた東北大学、マスプロ電工、中央電子による国産初「ミリ波パッシブ撮像装置」がプロトタイプから、いよいよ実用機の段階に入っており、同じ土俵に乗れば国内導入時での強力な選択肢になる公算も出てくる。