安全安心情報のセキュリティ産業新聞社

新聞のご購読はこちらから
サイト内検索
注目ニュース インタビュー・対談 特集 連載 新製品情報 セミナー情報 リンク セキュリティフォーラム
ホーム >注目ニューストップ >   広告のお申込はこちらから
 

2010年3月10日号 JR秋葉原で「自動改札機組込み型」フィールド試験

JR秋葉原で「自動改札機組込み型」フィールド試験

 
「ウォークスルー型爆発物探知システム」
1000人分データ取得と駅構内での適応性調査
−文部科学省/日立製作所−
 
 
セキュリティフォーラム
過去の記事はこちらから

(2010年3月10日号)

 文部科学省の19年度安全・安心科学技術プロジェクト委託業務の一つ、日立製作所が開発中の「ウォークスルー型爆発物探知システム」(高田安章・研究代表者)の4回目となる実証実験が先月23日、24日の両日、JR秋葉原駅構内で実施された。フィールド実験では昨年の羽田空港に次いで2回目(テロ対策特殊装備展等イベント会場で2回実施)。延べ1000人のサンプルデータを取得し、製品化に向けた改良点に活かす。
  初日は開発者側である日立製作所中央研究所の坂入実氏が記者会見を行い、「既存の社会システムと調和する高スループットの爆発物探知システムを開発し、安全・安心な社会の構築に貢献するのが目的です。(米国製品など)既存製品は分析に時間が掛かるのがネックで、自然な流れで探知できるシステムを目指し、体全体からの付着物吸引方式、手やICカードの付着検出の手元吸引方式の2つの方式を取り入れました。また、今回開発した高感度の質量分析計により、(手製爆薬の)爆発物成分を高蒸気圧でイオン化し、色々なスペクトルの中から複数の爆発物成分が含まれていても(重さで)正確に特定できます。今回実施するシステムは検出部を小型化した第二世代で、駅構内のバックグランド調査(干渉する他の有機化合物等の検出等)も同時に行い、二日間の実証試験から装置の適応を計ります。
  これまで羽田空港、テロ展などでも実証試験を進めてきましたが、今回、文科省、国土交通省をはじめとする関係機関の御協力で実施させて頂きました。プロジェクトは今年度が最終年度ですが、実用化は現在未定です。
  空港、駅や官公庁等のゲート、更にイベント会場など多方面での活用が期待されます」と解説。 
  その後、JR秋葉原駅のイベント会場に設置したコーナーでは、多くの通勤者を対象に参加を呼び掛け、運用の検証やデータ取得を実施した。