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2010年1月25日号 「平成22年新年祝賀会」、盛大に開催

「平成22年新年祝賀会」、盛大に開催

 
“生活安全産業”として出前“護身術教室”開催へ −大阪府警備業協会−
挨拶する松田会長
 
同協会役員
来賓の祝辞を述べる横山隆文・大阪市危機管理監
池田直人・大阪府警察本部生活安全総務課課長補佐
祝宴に華を添えた津軽三味線
フォルクローレ
ピアノ演奏
関係者で鏡開き
藪野顧問弁護士の発声で乾杯
新年祝賀会
セキュリティフォーラム
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(2010年1月25日号)

松田敦嗣会長

「適正なる警備業の提供等で安全なまち・大阪の確立に全力で邁進していく」


池田直人・大阪府警察本部生活安全総務課課長補佐

「警備業が果たすべき、社会的役割の重要性を踏まえ、適正な警備業務の実施に期待」


 社団法人大阪府警備業協会(大阪市東成区中道1-10-26、松田敦嗣会長、TEL06・6973・7612)は13日、ホテルニューオータ二大阪を会場に「平成22年新年祝賀会」を開催、来賓として大阪市長(代理)、岩下弘美・大阪府警察本部生活安全部参事官、大阪労働局長(代理)をはじめ、多くの警備業協会関係者が列席し、盛大に開催した。
  出席者一同で国歌、協会歌を斉唱した後、若林清・副会長が開会の辞を述べ、続いて松田敦嗣会長が挨拶。
  松田氏は「昨年を顧みますと、経済情勢は一昨年のアメリカに端を発しました世界的な金融危機が回復しない内に、ドバイ問題等の新たな金融危機の要因が発生しました。それに伴い、円高が続き、わが国の景気は一段と悪化し、回復の兆しは一向に見えて参りません。また、政権が交代し、政治も社会も大きく変化しました。新政権による事業仕分けにより、公共工事の見直しが行われるなど、様々な改革が進められています。この様に、社会が大きく変化する時代においては犯罪や事故、あるいは災害の未然防止を任務とし、社会の安全を支える警備業は誠に重要です。
  年頭に当たり、警備業の歴史と先人の歩んでこられた道を振り返り、未来に思いを致すに当たり、今日の警備業、検定資格警備員の配置など、良質の警備業務の提供に最善の努力を惜しみなく行う事と思っております。それだけに、更なる飛躍が期待されます半面、警備料金が定例化した中、ダンピング競争が行われ、品質の保証を前提とした適正な警備料金の確保がなされていない状況が依然として続いている事に大変、危惧しております。本年は経営基盤の強化や警備員処遇の改善など、警備業が抱える諸課題の解決に、皆様と共に英知・見識を結集して取り組んでいく必要性を痛感しております。
  折角の機会であり、昨年の協会運営の主な活動を御紹介します。
  昨年は健全な協会運営と警備業の適正化のための各種事業の推進を最優先課題として協会運営に努めてまいりました。お陰さまで、委員会活動、主活動に積極的に取組んで頂きまして、各種事業が順調に推移し、大きな成果を上げる事ができました。
  また、防犯・防災に機能を有しております警備業の特性を活かした『安全なまち・大阪』確立に向けた社会貢献活動にも取組みました。全国地域安全運動に際しては街頭キャンペーン活動へ参加致しましたほか、警備車両に子ども110番や防犯パトロール中のマグネットシートを活用した、子どもを守る活動や防犯意識の啓発・普及活動を実施しました。更に、昨年4月21日には協会の直轄部隊であります大警協・安全活動協力隊によります、『社団法人大阪府警備業協会・安全パトロール隊』を発足し、新たにボランティア活動としての青色防犯パトロール等を実施しています。この、青色防犯パトロールは3台の車両に大阪府警察本部長様から大阪府下全域で青色防犯パトロールが出来る許可を頂いております。
  運用は、街頭犯罪の抑止を目的に、毎週1回以上、午後8時から午後10時までの時間帯に実施しております。現在は、淀川警察署管内、布施警察署管内、及び堺警察署管内を中心に十警察署管内で実施しております。12月は事件や事故が多発するため、通常の青色防犯パトロール以外に、曜日を変え、街頭犯罪と交通事故防止を目的とした青色防犯パトロールを富田林警察署、東警察署、南警察署管内でそれぞれの警察署が重点パトロール地域を設定して頂き、青色防犯パトロールを実施しました。更に、繁華街の東警察署、南警察署管内では1台では目立たないため、2台の青色防犯パトロール車を縦列で走行しました。
  従事しております隊員らは「本職の警察官の方から『ご苦労様です』と労を労う言葉を頂いたほか、『青色の回転灯は遠くからも良く見え、通行する人が必ず見てくれる』とやり甲斐を感じます」と言った感想が聞かれたほか、警察署長様から『犯罪の抑止に効果がある』とのお誉めの言葉も頂いております。昨年は、大阪府警察、大阪府、大阪市の連携とご尽力により、街頭犯罪をはじめ刑法犯の認知件数が大幅に減少しております。誠に喜ばしい限りです。
  しかし、全国的に見ますと、通り魔殺人事件や女性や子どもが被害者となる凶悪犯罪が多発しております。犯罪、事故、災害の防止に関する知識の普及啓発活動、これらの防止に関する相談・助言のための活動は“生活安全産業”としての警備業の社会的責任を果たす活動です。従って、本年からは幼稚園、学校、病院等の要請に基づき“護身術教室”を開催し、社会の安全確保に貢献する、新たな公益活動を実施することとしました。私どもは適正なる警備業の提供と共に、警備業の社会的責任を果たすため、社会貢献活動にも積極的に取組み、安全なまち・大阪の確立に全力で邁進していく所存です。ご来賓の皆様におかれましては、より一層のご理解とご指導を賜りますよう、お願い申し上げます」と述べた。
  続いて、来賓(飯尾慎太郎・大阪府政策企画部危機管理室長、横山隆文・大阪市危機管理監、池田直人・大阪府警察本部生活安全総務課課長補佐、田嶋康男・大阪労働局安全課長、大田将光・大阪府警察本部交通総務課管理監、織田博行・大阪府警察本部府民安全対策課課長補佐、大下晋司・大阪府警察本部生活安全総務課係長、山崎邦夫・大阪弁護士会民事介入暴力及び弁護士業務妨害対策委員会委員長、森池成好・(財)大阪府交通安全協会専務理事、高群哲也・(財)大阪府暴力追放推進センター専務理事、藤原富男・(社)大阪建設業協会常務理事、藪野恒明・顧問弁護士、天野正士・顧問税理士、山田敬三・大阪府防犯設備士協会理事長代理、大川達良・(社)大阪ビルメンテナンス協会副会長、吉元征二・同事務局長ほか多数列席)が紹介され、来場者から割れんばかりの拍手が送られた。
  その後、来賓を代表し、大阪市長に代わり横山隆文・危機管理監が「市民の安心安全のために御尽力されています事、厚く御礼申し上げます。近年、市民の安全に不安を与える事件・事故が多発しており、安全なまち・大阪の実現に向け、不断の努力を重ねられ、更に昨年11月6日の大警協安全活動協力隊による全体集合訓練実施や、26日に実施されました平成21年度大阪・豊能地域3市2町の合同防災訓練への参加など、生活安全支援活動を積極的に行われている事に深く敬意を表します。我が国土は気象・地理的条件などから地震・台風など自然災害が発生しやすく、とりわけここ数年は各地で地震が相次いで勃発しております。昨年を見ましても、4月に中国、九州での集中豪雨により山口県や九州北部地方、また、8月の台風9号による兵庫県下などに大きな被害が発生しました。更に8月11日には駿河湾を震源とするマグニチュード6.5の地震が発生するなど、数多くの自然災害が発生しております。災害の被害防止と軽減を目指し、日頃から災害に対する備えを十分に行う事が最も重要であり、災害が発生した場合、大阪府警備業協会をはじめ、市民や事業所の皆様と防災関係機関が一体となって迅速に防災活動を展開しなければならないと考えております。
  また、大阪市では一昨年に設置しました“大阪市地域安全対策本部”を核として、街頭犯罪発生件数ワーストワンの汚名返上を目指し、大阪府と大阪府警と連携し、事業所や市民の皆様のご協力を頂きながら、地域防犯対策の取り組みを進めているところです。
  今後とも、貴協会をはじめ、関係機関、事業者や市民の皆様と連携し、安全安心な大阪の実現に全力を尽くして参りますので、これまで以上の御支援と御協力を賜ります様、お願い申しあげます」と代読。  
  続いて岩下弘美・大阪府警察本部生活安全部参事官の代理として池田直人・大阪府警察本部生活安全総務課課長補佐が「大阪府下の最近の犯罪情勢を見ますと、昨年も“安全なまち大阪”を目指し、民警一体となって街頭犯罪対策などに取り組みました。大阪府、大阪市をはじめ、各自治体におきましては安全なまちづくり活動に積極的に取組んで頂き、大阪府警におきましても治安対策に向けた新しい部署を立ち上げ、治安総合対策の元年と取られ、組織を挙げ取り組んできたわけです。その結果、刑法犯の認知件数は8年連続で減少し、とり分け、街頭犯罪の中でも象徴的な犯罪と言われるひったくりも、大きく減少した平成20年よりも更に400件以上減少し、過去最悪であった平成12年以降、9年連続で減少されるという成果を上げる事ができました。しかし、いくら減少したとは言え、ひったくり犯罪の認知件数が34年連続して全国ワーストワンという、不名誉な記録を更新しております。街頭犯罪総数にしても10年連続して全国ワーストワンという、依然として厳しい治安情勢にあることに変わりはありません。また、景気雇用情勢の治安に与える影響も引き続き懸念されているところであります。
  府警といたしましては、引き続き府民が安心して暮らせる、安全安心なまち大阪を実現するための取り組みを一層推進していく所存でありますが、その実現には減らす活動だけでは成し得るものではありません。皆様方には既に業務を通じて、各種犯罪防止活動に御尽力を頂いているところではありますが、更なる御尽力を賜ります様、よろしくお願い申し上げます。
  警備業は人の安全と犯罪・事故防止に係る社会的にも大きな意義を持ち、府民の主防犯活動を代行する生活安全産業として重要な役割を担っているところであります。警備業が果たすべき、社会的役割の重要性を踏まえ、適正な警備業務の実施により一層御尽力頂き、さらなる業界全体の健全な発展、向上を目指して頂きたいと思います」と代読した。
  次に、石井淳子・大阪労働局長の代読として田嶋康男・安全課長が「昨年の大阪府下の労働災害につきましては、休業災害が7533人、これは12.7%の減少、警備業におきましても121人、17.7%の大幅な減少となりました。死傷災害を大幅に減少させることができたのも、皆様方の日頃の安全に対する活動と成果と思っており、心から御礼申し上げます。
  一方、死亡災害につきましては一昨年、過去最少の71人を更に減らすことが目標でした。しかし、御承知の様に昨年末に淀川区内の化学工場において4名の方が亡くなる爆発災害が起こってしまいました。死亡災害を更に減らすことを目標に頑張って来て、その目標達成が少し見えてきたため、『このまま行ける』と思っていたところに重大災害が起こり、衝撃を受けております。災害はいつ起こるか分からない、油断してはいけないという事を思い知らされた次第です。現在の速報値で死亡災害は68人、これは目標達成に赤信号が灯っている状況です。遅れて報告が来るため、2月末に確定することになりますが、今後増える事がない様、切に願っております。
  ところで、平成21年のキーワードは『油断するな』だったと思います。一つ一つの災害を分析すると、ちょっとした手抜き・油断が災害に結び付いている例が多く見られます。経験20年以上のベテランの局長であっても墜落防止対策無しで高所作業をすれば、死亡災害となります。油断は禁物です。現下の厳しい経済環境の元、新年を迎えるにあたり、是非とも“人命尊重”“安全第一”の基本理念を再度御確認頂き、今年も無災害の強い決意で新年の第1歩をスタートして頂きたいと思います。
  貴協会の皆様方は生活安全産業として、安全で安心なまち大阪の実現に取り組んでおられますが、大阪労働局も“だれもが安心して働き続けられる大阪”をスローガンに行政を進めております。同じ安心安全という目標を達成するため、協力して取り組んでいく事をお願いします」と祝辞を代読。  
  その後、村井温・(社)全国警備業協会会長、左藤あきら・元衆議院議員からの祝電が披露され、寺氏孝一副会長の閉会の辞で閉幕した。
  また、第2部の祝宴は西田克也副会長の発声で開宴。新春にふさわしく、津軽三味線、ギター演奏、そして三味線、ギター、ピアノがコラボレーションしたフォルクローレ(民族音楽)演奏が会場に華を添え、その後、関係者による鏡開き、藪野顧問弁護士乾杯の音頭で乾杯し、歓談に移った。