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2010年1月25日号 昨年のウイルス・不正アクセス届出件数減少

昨年のウイルス・不正アクセス届出件数減少

 
  −IPA−
セキュリティフォーラム
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(2010年1月25日号)

 独立行政法人情報処理推進機構(西垣浩司理事長、TEL03・5978・7527、略称IPA)は、2009年12月分及び2009年年間のコンピュータウイルス・不正アクセスの届け出状況をまとめた。2009年の特長は、2008年よりも巧妙で広範囲からウイルスを感染させる仕組みが伺える。改ざんされた企業や個人のウェブサイトを閲覧した利用者のPCに感染するウイルスや、USBメモリなどの外部記憶媒体を介して感染が拡大するウイルスは現在も猛威をふるっている。


<12月分>

○コンピュータウイルス届出状況
  • ウイルス届出状況:検出数は約6.6万個(前月比5.7%減)、届出件数は981件(同13.9%減)。
    検出数の1位は、W32/Netskyで約5.4万個、2位はW32/Mydoomで約4400個、3位はW32/Whyboで約3300個。
  • 不正プログラムの検知状況:昨年9月に急増した「偽セキュリティ対策ソフト」型ウイルス(FAKEAV)の検知件数は、11月以降ほとんど感知されない程度まで減少。このような不正プログラムは、メールの添付ファイルとして多数出回っており、特定の期間に急増するなど、不自然な傾向が見て取れる。
○コンピュータ不正アクセス届出状況
  • 不正アクセス届出状況:9件でそのうち被害にあったものは6件。
  • 不正アクセス等の相談受付状況:22件、うち被害にあった件数は14件。
  • 被害状況:内訳は、侵入3件、なりすまし2件、その他(被害あり)1件。被害事例は「ウェブサイトに不正なコードを挿入された」などがある。
○相談受付状況

 ウイルス・不正アクセス関連相談総件数は1794件。「ワンクリック不正請求」に関する相談が576件(前月903件)、「セキュリティ対策ソフトの押し売り」行為が7件(同6件)、Winnyが6件(同0件)、「情報詐取を目的として特定の組織に贈られる不審なメール」が1件(同0件)など。


○インターネット定点観測でのアクセス状況

 期待しない(一方的な)アクセスの総数は10観測点で17万6871件、延べ発信元数は7万6781箇所。平均すると、1観測点につき1日あたり248の発信元から571件のアクセスがあったことになる。


<2009年年間>

○コンピュータウイルス届出状況
  • 届出件数:1万6392件(前年2万1591件)と大幅な減少。大規模な感染拡大を引き起こす大量メール配信型のウイルスが出現しないことから、届出件数が年々減少していると推測される。
  • 届出ウイルス:125種類(同136種類)で、そのうち2009年に初めて届出されたウイルスは9種類(同19種類)。検出数の多い順は上から、W32/Netsky、W32./Downad、W32/Mydoomとなっている。W32/Downadはセキュリティホールを悪用するウイルスで、USBメモリを介して感染を拡大する機能を有した亜種も発生しており、4月に検出数が増加した。
  • ウイルス別届出件数推移をみると、W32/Netskyが最も多くの届出が寄せられている。その他のウイルスも減少傾向のものが多くあるが、W32/Mydoomは増加を繰り返しており、昨年1月より12月の届出件数の方が多くなっている。
○コンピュータ不正アクセス届出状況
  • 届出件数:149件(前年比155件)となり、6件の減少となった。
  • 届出種別:2008年と比べて、「侵入」の届出数が36件(同55件)で減少し、結果として被害総件数が減少した。
  • 被害内容:被害内容件数は前年から49件(約31%)減少、「ホームページの改ざん」が増加し、「サービス低下」および「ファイルの書き換え」が減少している。