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2009年9月25日号 英キネテック社・ミリ波対人検査機、発売

英キネテック社・ミリ波対人検査機、発売

 
遠隔・機動性富む「SPO-7R」
ラピス製X線検査機は販売権解消、金探機は継続
−双日エアロスペース−
 
 
セキュリティフォーラム
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(2009年9月25日号)

 総合商社・双日グループの専門商社として防衛・宇宙航空関連、物理的セキュリティ製品等を販売する双日エアロスペース(東京都港区赤坂2-17-22、土井正史代表取締役社長、TEL03・5574・6086)は、英・キネテック社製のミリ波を使った遠隔性・機動性を併せ持ち、しかもプライバシー問題が発生しない先進的対人検査機「SPO-7R」を国内販売する。
  TSA(米国運輸保安局)が空港、鉄道、イベント会場などでテストランした結果、これまでに20台を実装している同「SPO-7R」は、自動的に2か所の計測部位を走査し、人体と物質から放出されるミリ波痕跡の差異を分析する事でスリットバーに置き換えて表示する仕組み。もし、即席爆弾など異質物を秘匿している場合、差異から瞬時に判断できるという。更に、透過画像が出ないため、X線透過画像の様なリアルな人体画像によるプライバシー問題などの課題も発生しない。
  一方、同機はミリ波カメラレンズを内蔵したセンサーヘッドと広角用カメラ・較正ポッドの検知部、及びパワーサプライユニット+システムコンピュータ+モニターで構成され、パン・チルト型三脚に設置する可搬タイプ。従って検知場での設置は30分以内と気軽。更にオプションで車載式、天井、壁固定式も選択できる「Mk2」型が来春にも発売される予定。
  また、運用については、遠隔センサーを搭載しており、Mk1A型で4〜9m、Mk2型が4〜15m先の人など対象物を検知測定できるため、保安検査場といった特定エリア以外の非協力的環境下(オープンエリア)でも被験者が所持する持物を出す事無く検査できるほか、検査場前レーンなど制限区域でも人に威圧感を与えないストレスフリーでフィルタリングできる。しかも、屋内・屋外、昼夜といった環境を選ばない上、CCTV可視カメラとの統合もできる。
  現在、キネテック社では「Mk2型」について統合性、センサー稼動域を改良しており、来春にも製品化する運び。同社も同時期から国内販売に踏み切る。オープン価格で、標準価格は約2000万円。
  同社は、これまでラピスキャンシステムズ社製の門型金属探知機“Metor”シリーズ、米・国防総省・国務省が認定するデルタ社製油圧バリケード“DELTA”シリーズや熱画像装置“Bullard”等の物理的セキュリティ製品を数多く国内の関連機関に納入してきた実績があり、新製品の登場で、更に販売拡大を見込む。
  なお、4年前から国内総代理店としてラピスキャンシステムズ社製のX線検査装置を販売(納入実績約100台)してきたが、6月末にラピ社と正式に契約を解除。今後、国内販売は全日空商事が担う(詳細は次号)。但し、海外への販売は継続するほか、門型金属探知機“Metor”シリーズは引き続き販売に傾注していく方針。