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2009年2月10日号 不況下でも広く警備員募集で人材増強

不況下でも広く警備員募集で人材増強

−大阪府警備業協会−
475名の雇用創出
初の大阪労働局・ハローワーク支援「合同面接会」開催
セキュリティフォーラム
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初の合同面接であいさつする
松田会長
面接会場には多数が訪れ、
熱気が感じられた

(2009年2月10日号)

 昨年9月のリーマン・ブラザーズ社破たんの金融危機をきっかけとした米国発の金融危機を発端とする不況はグローバルに広がり、日本も景気が急速に悪化。特に製造業を中心に「派遣切り」「雇い止め」など雇用面で深刻な事態が進みつつある。
  こうした中、社団法人大阪府警備業協会(府下の警備会社557杜が加盟、大阪市東成区中道1-10-26、松田敦嗣会長、TEL06・6973・7612)では、大阪労働局・ハローワーク初の共催の合同面接会を先月26日に同協会会議室で開催。加盟警備会社の約1割にあたる54社が参加して、合計475名を募集した。
  呼び掛けのキャッチフレーズは「社会・公共の安全の確保に貢献できる警備業界に就職しませんか」。
  警備業の地位向上、人材の確保など業界のさまざまな問題の解決を掲げて、警備業の継続的な発展を図る同協会の目標に即したもの。今まで各業界、業種が合同で行う面接会はあったが、ひとつの業界だけで行う合同面接会は、大阪労働局としても初めての試みであり、475名の雇用創出は大阪労働局としても期待が大きい。


一人でも多く


 当日は面接時関が13時から16時で、広い会場には警備会社54社の受付が個別に設置され、各社の採用担当者が待機した。
面接開始を前に、同協会の松田会長が挨拶し、「景気悪化によりさまざまな犯罪が発生、治安の悪化が心配される。当協会としても、雇用創出に少しでもお役に立ちたい、また優秀な人材を多く採用して社会公共の安全の確保に寄与したい、ということで大阪労働局に相談をして今日の合同面接会が実現した。今日は一人でも多く採用していただき、意義あるものにしたい」と述べた。
  そのあと大阪労働局職業安定課から最近の雇用情勢の悪化について、「大阪府の有効求人倍率は一昨年8月の1・3倍が、昨年11月には0・8と倍15か月の間に、0・5ポイントも急激に下がり、今後ますますきびしくなることが予想される。昨年12月に大阪緊急雇用対策本部を立ち上げ、1月14日にその第一回の会合が開かれ、再就職支援の大きな柱として合同面接会の共催を決定したわけで、周知期間が短かったが、スピード感をもって対応していきたい」と挨拶があり、面接採用の手続きなどの留意事項の説明があった。
  一方、受付開始前から応募者が逐次集まり、54社の概要案内書や応募票を受け取って、各自が警備会社を選んで、面接を受けた。当日の来場者は140人で、周知期間が短かったにも関わらず、多くの来場者があった。今後の日程として、実際の採用までには数日を要するとしている。
 
手ごたえ十分

    面接に来場した人たちは30歳から40歳以上の人たちが多く、面接を受けた応募者の反応の声を1部紹介する。
『製造業で臨時雇用だったので真っ先に職を失った。警備業の仕事は初めてだが、経験を問わないということなので応募した。給与は少し下がるが贅沢は言えない』(30歳代)。
『運輸会社にいたが、若い者が中心で中年者には居心地がよくなかった。今日の警備会社の応対は親切で感じが良く、働き心地の良い会社だと思った』(40歳代)
  『京都から来たが、この不況の世の中、こういう大規模な合同説明会は、地域も選べるし大変に有難い』(40歳代)
  『今までの会社では繁忙期はよかったが、そうでない時は仕事にむらがあって不安定だった。警備業は初めてだが、安定した仕事に就きたい』。(40歳代)
  また、合同面接会終了後、当日出席した警備会社の担当者からの感想は以下の通り。
  『当社には約30人の方が次々と面接に来られ、16時の終了予定を延長するほど忙しく、今日の合同面接会は大変手ごたえがあり、有難いものだった』(A社)
  『盛況だった。こういう面接会は有意義であり、私ども警備業の重要性と公共性を世間にPRする一助ともなり、われわれの意識を変革することにもなる』(B社)、他。
  いずれにしても、今後ますます雇用情勢の悪化が予想されるが、大阪府警備業協会では、「公共安全に貢献する警備業界」の人材増強のためにも、雇用創出に民間として最大の努力を払うことにしている。