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2008年12月25日号 次世代ハッシュ関数アルゴリズム開発

次世代ハッシュ関数アルゴリズム開発

-ソニー-

次世代ハッシュ関数アルゴリズム開発
セキュリティフォーラム
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(2008年12月25日号)

 ソニー(東京都港区)は、名古屋大学岩田哲雄教授と共同で、安全性や実装性能が高いハッシュ関数アルゴリズム「オーロラ」を開発。「オーロラ」は、米国標準技術研究所(NIST)公募の次世代ハッシュ関数の選定実施プロセスにも応募。同社では「オーロラ」を通じ、セキュリティ技術を発展させる方針。
  ハッシュ関数アルゴリズムに対する解析技術が、近年急速に進展している。そのため安全性への強度が低下しており、新設計技法をベースとした次世代ハッシュ関数が求められている。
  ソニーは以前、安全かつ効率の良い共通鍵ブロック暗号「CLEFIA」を開発。今回開発したハッシュ関数アルゴリズム「オーロラ」は、従来からのブロック暗号設計技術を応用。特長として、最新解析技術を踏まえ、設計された高い安全性の圧縮関数、それらの圧縮関数を組み合わせる先進的なドメイン拡張技術が挙げられる。圧縮関数では、データの攪拌性能の高い複数変換関数の接続により、既存型攻撃への耐性をアップ。圧縮関数内部は、バイト単位の演算が基本で、繰り返し構造を積極的に採用することで、各種の実装技術に適した設計とした。ドメイン拡張技術は、圧縮関数同士を効率的に接続。様々な出力サイズへ対応、求められる安全性を満たしたハッシュ関数を構成した。ソフト/ハードウェア実装で、同様の出力長に対応したハッシュ関数「SHA-2」との比較で、性能を低下させず、優れた高速性を発揮。
  既に「オーロラ」は、NISTが選ぶ次世代ハッシュ関数候補アルゴリズムに正式に認定済み。今後、公開選定プロセスで他の候補アルゴリズムとともに、安全性などの評価、比較を経て、12年の次世代ハッシュ関数「SHA-3」への採用を目指す。