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2008年10月10日号 注目ニュース5

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横浜市、10月1日より新救急システムスタート

セキュリティフォーラム
(2008年10月10日号)

 119番通報が入った際、症状の重さに応じて救急隊の態勢を変える救急システムを横浜市が10月1日から全国に先駆けてスタートした。
  近年、救急要請が急増する一方で、救急隊数は微増にとどまり、需給ギャップの拡大から現場到着所要時間が遅延する傾向にある。地域によっては、真に緊急を要する傷病者への対応が遅れ、救命率に影響が出かねない状況。そのため、平成17年度に「救急需要対策に関する検討会」が開催され、「119番受信時等における緊急度・重傷度の選別(トリアージ)」が提示された。その後、様々な試行・検証・検討が行われ、今回の実用となった。
  このシステムは、119番通報を受け付ける担当者が、「呼吸は正常か」、「意識はあるか」など26項目のうち、数項目を聞き取りコンピュータへ入力、判断された症状に応じて出動態勢を組むもの。重傷で緊急度の高い場合は最大9人、搬送が必要でも症状が軽い場合は2人が出動する。車両には、救急車を基本に、ほか消防車や小型消防車、新規導入の救命活動車なども使用する。119番センターには、救急の専門医が常駐し、いつでも職員に助言できる用になっている。
  救急車が必要ない場合でも、看護師などが病気や怪我などの不安に適切なアドバイスをする「救急相談サービス」につなぐことも可能。救急車を呼んでいいのか分からない場合などにも利用できる。タクシーや民間救急、医療機関の案内も行い、また、相談の内容から救急車が必要な場合は逆に119番センターへも連絡する為、安心。
  今回の施行により、救急車の適正利用者の増加を始め、入院の必要がなかった搬送人員は18年度で全国平均52・1%となっており、効果発揮に期待したい。